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(★1675㌻) 日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付嘱す、本門弘通の大導師たるべきなり。国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり。時を待つべきのみ。事の戒法と謂ふは是なり。就中我が門弟等此の状を守るべきなり。 弘安五年壬午九月 日 日蓮花押 血脈の次第 日蓮日興 |
『日蓮一期弘法付嘱書』の中の「日蓮」とは仏宝、「一期の弘法」とは法宝、「本門弘通の大導師」とは僧宝であり、末法下種の三宝を指している。 大聖人は、日興上人に富士山に本門寺の戒壇を建立するように遺命され、弟子信徒にこの遺状を守るように誡められている。 |