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八木一石付けたり十合。
者大旱魃の代に、かはける物に水をほどこしては、大竜王と生まれて雨をふらして人天をやしなふ。飢えたる代に、食をほどこせる人は国王と生まれて其の国ゆたかなり。過去の世に金色王と申す大王ましましき。其の国をば波羅奈国と申す。十二年が間、旱魃ゆきて人民うえ死ぬる事おびたゞし。宅中には死人充満し、道路には骸骨充満せり。其の時、大王一切衆生をあはれみて、多くの蔵を開きて財を施し給ひて、蔵の中の財つきて唯一日の供御のみのこりて候ひしに、衆僧をあつめて供養をなし、王と后と僧と万民と皆うえ死なんとせし程に、
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天より飲食雨のごとくふりて大国一時に富貴せりと金色王経にとかれて候。此も又かくのごとし。此の供養によりて現生には福人となり、後生には霊山浄土へまいらせ給ふべし。恐々謹言。
九月二十四日 日蓮 花押
大田殿女房御返事