-1226- 干飯(ほしいい)一斗(と)・古酒一筒・ちまき(粽)・あう(青)ざし(麹)・たかん(筍)な方々の物送り給びて候。草にさける花、木の皮を香として仏に奉る人、霊(りょう)鷲山(じゅせん)に参らざるはなし。況(いわ)んや民のほね(骨)をくだける白米、人の血をしぼれるが如くなるふる(古)ざけ(酒)を、仏・法華経にまいらせ給へる女人の成仏得道疑ふべしや。 五月一日 日蓮 花押 妙法尼御返事 日月は地におち須(しゅ)弥(み)山(せん)はくづるとも、彼の女人仏に成らせ給はん事疑ひなし。あらたのもしや、たのもしや。