富木殿御消息 文永六年六月七日 四八歳

別名『大師講事』

 

(★418㌻)
 大師講の事。
 今月は明性房にて候が、此の月は()()い候。余人の中せん()と候人候はゞ申させ給へと候。貴辺(いか)()仰せを蒙り候はん。又御()()いにて候わば他処へ申すべく候。恐々謹言。
  六月七日    日蓮花押
 土木殿
 
 大師講の事。
 今月は明性房の所であるが、この月は明性房のほうにさしさわりがあり、また余人の中で引き受けようという人がいたら、(その人に)お願い申しあげたい。貴辺が引き受けてくれまいか、御返事をいただきたい。もしあなたにさしさわりがあれば、他の人に申しつけよう。恐々謹言。
  六月七日    日蓮花押
 土木殿